FitEar Airのショートレッグシェル(完成品)と、試聴機(イヤーチップ付き)の違いと耳穴サイズの関係について。
FitEar Airの試聴機はイヤーチップを装着するため、シェルが実際の完成品より若干長めになっています。しかし、一般的な耳あなサイズの方であれば、試聴機イヤーチップを挿入しても、十分な空気容積を維持する事が出来ます。(図2)
ところが耳穴の小さい方、細い方がこの試聴機を耳の中へ押し込んだ場合、耳あな内の空気容積が少なくなり、動作規制が発生する場合がございます。(図3)
このような状態ですと、音のバランスが悪く聞こえたり、なにか詰まっているように感じてしまいます。
「詰まった感じ」「バランスが悪い」と感じたら
FitEar Airの試聴機で音が「詰まった感じ」「バランスが悪い」と感じた場合、上記の理由でダイナミック型ドライバー振動板に動作規制が生じている可能性があります。
その場合、試聴機のイヤーチップを大きいサイズに交換の上、イヤーチップで耳穴を塞ぐような形でお試し下さい。試聴機を耳の外方向に少しずらし、イヤーチップで耳穴をなるべく入口付近で塞ぐ事で、十分な空気容積を確保します。(図4)
この際、試聴機が外側に行く事で装着状態が不安定になりますので、試聴機本体を指でそっと支えるような形でお試し下さい。
なおFitEar Air完成時のショートレッグシェルでは、小さい・細い耳あな形状でも十分な空気容積が確保されるような設計になっていますので、動作に問題はございません。(図5)
安心してください。鳴りますよ。